大会後にするべきこと
- Jun SHIMAMURA
- 2024年11月22日
- 読了時間: 5分
Junです。来週末にはこまの祭典Koma World Cupが開催されます。
Koma World Cup

けん玉ワールドカップ(Kendama World Cup)に大きな影響を受け、
2024年の今年に初開催となります。
コンテンツとしては、
ツバメカップ(スピンギア主催)
いわゆるラダー方式の大会。国外からも参加OKの、日本のこまの世界大会。
KOMA-1(スピンギア主催)
フリースタイルの大会。スピントップの世界大会と同じルールで開催される。
KAITEN Tournament(JTTF主催)
エキシビジョンコンテンツ。こまの2on2バトル。
の3つが大会として開催されます。
僕自身はそれぞれ
ツバメカップ:ヘッドジャッジ
KOMA-1:ヘッドジャッジ
KAITEN Tournament:オーガナイザー, DJ
として関わります。
大会後にすること
ジャッジと話をする
自身の演技内容を振り返る
準備内容を振り返る
次回の目標を定める
本題の、大会後にするべきことについて話をしていければと思っています。
大会が終わっていないのに時期尚早だという意見もあるとは思いますが、大会が終わったその日から次の大会の準備に入るために、今認識しておくべきだと思っています。
(なお、大会で結果を出したい人向け。楽しむことを目的とする人は今回の文章のターゲットではありません。)
ジャッジと話をする
これが一番重要で一番辛く、最短で自分の弱点を知る方法です。
ジャッジは、その採点をするという責務の特性上、大会会場で皆さんの演技を最も真剣に見る人間の1人です。大会の結果は大げさでなくその後の選手の人生に関わってくるため、誇張なしに「選手の人生を変える責任」を持っています。
その上で、ジャッジはその人生を変える/変えない判断をするために、皆さんの演技をただ楽しむだけでなく、自己の経験を元にして、可能な限り客観的に(好みや選手との関係性といった要素を排除して)ジャッジします。
ジャッジは皆さんの演技から伝わってくるもの、その構成、ミス、足運びや息遣いに至るまで見ているため、時には選手自身よりも選手の演技への理解度が高い場合があります。
また、ジャッジとして選ばれる人は基本的にはそのカルチャー、技術への理解が深い傾向にあり、それを客観的に判断、言語化できる人間です。聞くべきことは
・演技の印象
・自身の目標、演技で伝えたいことが伝わっていたか
・改善点
は必ず聞くようにしましょう。
自身が演技でやりたかったこと、伝えたかったことは、基本的には半分も伝わりません。
ジャッジはある程度伝えたいけどできなかったことなどは理解できますが、得点には反映されていません。それが得点に反映されるために必要な要素を聞き出しましょう。
なお、あまりにミスが多い場合はそもそもの練習方法から変える必要があります。ジャッジに聞いても良いですし、尊敬、信頼してる選手に聞いてみるのも良いでしょう。
(ジャッジの言うことを100%信じて、正しいと考える必要はありません。あくまでジャッジ個人の意見として捉えるべきです。)
→時にはジャッジの判断について異論を唱えるくらいがちょうど良いと思ってます。ジャッジは偉いわけではなくただの役職なので、議論する上では対等の立場です。

2024年の世界大会(スペイン)のジャッジ4人の写真。全員がオープン部門の世界チャンピオン。
自身の演技内容を振り返る
一番辛い作業です。自分のできていない、弱いところに向き合うというのは大人でも、(僕でも)やりたくないです。
ただこれをやらなければ次も確実に負けるのでやる、というだけのことです。
そして、何度も見ることになると思いますが、1回目に見た時の印象を全部書き留めることです。
何度も見ると、「でもこの後成功するから」「ここはしょうがない」という雑念が出てきます。一回目に見返すときは歯食いしばりながら見ることになるので、最も批判的に見ることができます。
・ミスに対して
→「しょうがないミス」というのは基本的には存在しません。何かしら確実に理由があります。それは風かもしれないし、緊張かもしれない。だったら風の中でも成功させる練習をするべきだし、緊張しても成功する技を選ぶべきです。
理由が見つからない場合は誰かに聞いてみましょう。
準備内容を振り返る
これは先ほどのミスに対しての考え方にも関わってきますが、
「準備すべきことを準備したか」です。
その前に重要な考え方として
準備が100%整うことはまずないです
準備が全て整う頃には寿命で死んでいる可能性が高いので、「準備が整ったら大会に出る」といった考えはやめましょう。見切り発車は人生に有効です。(見切り発車した上で、その後死ぬ気で準備を間に合わせる気持ちで動くことが前提ですが)
様々準備を振り返る観点はありますが、おすすめの1つは
・当日の環境を想定した練習をしたか
です。
当日の気温、風、湿度、天候、照明、観客の声援、音響、床材、舞台の高さ、朝起きる時間、出番の前後に誰が演技するか、朝何食べるか、アップはいつから始めるか、音楽は何を聞くか、など
想定するべきことは無限にあります。
また、「想定以外のことが起きる」想定もしておくべきです。朝いつも食べるものが手に入らない、タイムスケジュールがずれてアップの時間が取れない、など。
僕は舞台上からの景色を写真に収めてスマホの待受にしていることが多いです。またはタイムスケジュール。
次回の目標を定める
目標なき努力は楽しいですが、「努力している自分が好き」で終わってしまう可能性があります。
目標ある努力は、練習しても目標とのギャップに絶望することもありますが、確実に強くなれる道になります。
一般的には目標の定め方は2種類だと思っています。
・⚪︎月×日までに、〜〜を達成する(来年の大会では5位以内に入る、など)
・〜〜を達成する(世界チャンピオンになる、など)
期限を決めるかどうかの違いです。
本当に達成したいのであれば後者をお勧めします。最終目標を決めて、その踏み台となる目標を細かく設定していく。(世界チャンピオンになる、そのために来年の世界大会ではミスが減らすことを目標として練習する、など)
ただ期限が無いと、終わりが見えないと辞めたくなってきます。それで辞められるくらいならば、言い方はきついですがその程度の目標だったということです。もっと他の人生賭けられる目標を探しましょう。人生無駄遣いしてる場合じゃ無いです。
選手には厳しい内容になってしまいましたが、とにかく来週皆さんにお会いできることを楽しみにしています。


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